ブルーノ・ワルター/ワーナークラシックス・リマスター全集(20CD)
届きました。
すぐに開封して拾い聴きしております。第一印象は、「とても聴きやすい」。音質は「とてもおとなしい」と言う感覚です。
インフォメーションに今回の目玉が3点記されていましたが、1の音源素材で極めて状態の良いテスト盤の採用されたものは明らかに良い音で聞こえてきます。「ワルキューレ」など迫力さえ感じさせます。
3のピッチ校正はとてもうまく行っていると思います。今まで面替わりでピッチのズレが激しいもの(例えば「オックスフォード」)などは、ガクッとしたものですが、今回は面替わりがわからぬ程にスムーズになっていました。これは今回の復刻の最大の利点だと思います。
2の、「高精細修復」も概ね成功しているかと思います。針音などそこまで消さなくてもとは思いますが、ロスは最小限に抑えられている様です。状態の良いSP盤で聞くともう少し倍音が聞こえて艶のある音が聞けるのは事実ですが、誇張のない素直な再生音はSPそのままである点は評価して良いと思います。OPAS蔵盤などは世間では評判だったりしますが、低域ブーストなど過剰な色付けがされており、私は決して本来の音質を伝えているとは思いません。
まだまだ、拾い聴きの段階での気の着いた点ですので、腰を据えて聞くとまた印象や評価も変わるかも知れませんが、これまで皆さんも様々な復刻盤をお持ちでしょうが、今回のリマスター盤悩んでいる方は「買い」だと思います。
なお、20枚にまとめるのに、全体に詰め込みカッティングされており、CD3など、86分16秒も収録されておりました。念の為頭と最終トラックを再生しましたが、問題なく再生しました。
幅広く拾い聴きのつもりで再生しているといつの間にか聴き込んでしまう自分がありました。「あー私は本当にワルターで育ったんだな」ワルターの音楽のこの快さに改めて浸れるのを嬉しく思いました。